不便な場所にある別荘地は貸し出し
多くの別荘地は山間部や海沿いといった、都会から離れた自然に囲まれている場所に設けられています。
都会の喧騒から離れて、大自然のなかでゆっくりとした時間を過ごしたい、という人が購入する傾向にあります。
しかし、別荘は意外と利用頻度が低く、空室期間が長いことから、第三者に貸し出すオーナーが多くいます。
そこで本記事では、不便な場所にある別荘地を貸し出すと収益化は実現するのかについて解説します。
貸別荘は儲かる?
別荘・別荘地のオーナーのなかには、自分たちが使っていない期間に第三者へ貸し出して収益を得ようと考えている人がいます。
別荘を所有していない人のなかにも、旅館ではなく家族や友人など最小限の人数で楽しく過ごしたいと考える人がいるものです。
そのため、一定の需要はあるものの、別荘地によって利用するユーザー数や繁忙期などが異なります。
たとえば、海沿いにある別荘は夏が主となるシーズンであり、それ以外の季節はあまり利用されません。
上記より、所有している別荘・別荘地を貸し出しても、期待しているような利益が出ない、といったことは多々あります。
貸別荘のリスク
こちらでは、貸別荘が抱えているリスクについて解説します。
災害リスク
冒頭で申し上げた通り、別荘地は山間部や海沿いといった、自然豊かな場所に設けられる傾向にあります。
このような場所では都会の喧騒から離れて、自然を堪能できることから、心身のリフレッシュが期待できます。
しかし、自然に囲まれた場所では土砂崩れや津波といった、さまざまな自然災害の危険にさらされ続けています。
さまざまな保険に加入していても、利用者が自然災害に巻き込まれてしまうと責任を負いきれなくなる点はリスクといえます。
利益・集客
貸別荘の稼働率は立地や眺望、設備のほか、交通アクセスの利便性などさまざまな要素で決定します。
どれだけ充実した設備でも、交通アクセスが不便だった場合期待しているような集客は期待できないでしょう。
集客がうまくいかなければ、その分費用だけがかさみ、結果的に赤字というケースも少なくありません。
そのため、貸別荘を運営しても手放しで売上を得られる、というわけではない点はリスクになります。
運営会社を利用することによる利益の圧迫
貸別荘を運営する際は、清掃や集客などさまざまな運営に関する業務の代行会社を利用する人がいます。
運営会社を利用することで、オーナーはほとんど手放しで売上を得ることができます。
しかし、オーナーは運営会社に対して、売上の一部を手数料として支払わなければならないため、売上を圧迫する要因となります。
オーナーは運営会社を利用する際、売上は欲しい、しかし作業が面倒といったジレンマを抱えることになるのです。
収益化が期待できないなら早急に処分しよう
このように、所有している別荘・別荘地を第三者に貸し出しても、必ず売上を得られるというわけではありません。
場合によっては数ヶ月間売上が発生せず、管理費用や運営会社への手数料ばかりが発生することになります。
収益化が期待できない別荘は所有しているだけで赤字となる「負動産」であるため、早急に手放すことをおすすめします。
利用者が少ないということは買い手が見つからないということと関連するため、費用を支払ってでも処分をするべきです。
当社ではさまざまな負動産の受け入れ実績があるため、別荘地にお困りの方はこちらよりお気軽にご相談ください 。
おわりに
本記事では、貸別荘経営は儲かるのかについて解説しました。
結論として、貸別荘経営は立地や眺望、設備のほか、交通アクセスの利便性などさまざまな要素により変動します。
しかし、貸別荘経営には災害や利益・集客、運営会社を利用することによる利益の圧迫といった、さまざまなリスクが潜んでいます。
そのため、売上が見込めない別荘地を所有している場合は、早急に処分することをおすすめします。
売上が期待できない別荘は「負動産」となるため、買い手が付かないことから当社のような業者に依頼して処分しましょう。
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この記事を書いた人
リゾート・バンク コラム部
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